単純な形に見えますがこれまた結構複雑な面取りになってます。コクピット先端部も難関だったと思うんですが、このノーズ部はそれにも増してややこしい形になってます。
機体に対し水平・垂直な面がほとんどなく、互いに平行している面はひとつもありません。側面など2面構成で、円盤型の機体に接する部分は勿論直線ではなく円盤に沿ったアールを描いてます。おまけに機首三角部とうまくバランス取らないと目立つ所だけに歪んじゃみっともない。さらに、同じものを上下ふたつ作らなきゃいけない。図面上で展開するのも難しく、当初からかなり困ってました・・・。
とりあえず一番目立つ上面形と前面形の形状を決定しておいて、側面形などははそれに合わせて「現物合わせ」してみることにしました。前後面の傾斜角は共通にしてます。(でないと側面板が捩じれてしまうので)
立体にして、機体に合わせてみておかしくなければOK!といきたいところです。
ちなみにこのノーズ部は以前、実験的に作ってみたんですが形状がおかしかったので新たに図面引き直してます。
1mm板で箱組みしますが、このように面と面の合わせ角度が広い場合、「プラ板の厚み部分のどこのエッジとどこのエッジがつながって、そのためには何ミリ差し引いたり足したりする必要があるのか」というところも念頭に入れて部品図を作ります。
プラ板の切り口を斜めに削ってエッジで合わせる方法(これならプラ板の厚みを考慮しなくてもOK)も考えられると思うのですが、僕はこれがとても苦手でうまくいった試しがないのです。大きめに飛び出させて接着後、余分を削り取る方法でいきたいと思います。