この部分はいずれもテーパーがついていて、円錐形の先端を切り落としたような形なので少々厄介です!
簡単に制作方法を説明すると、丸く切ったプラ板2枚を骨組みにしてその周りを0.5mm板で巻く、ということになるのですが、0.5mmプラ板といえども紙のように柔らかくはないのでうまく丸めて曲げるのが難しいのです。今回はお湯で曲げて熱加工することにしました。以外と簡単で時間もかからず、精度も悪くないのでおすすめ。
(注)デジカメが旅行中だったので途中写真が撮れませんでした。下手な絵で御勘弁を!

1.まずフレームを作ります。アタリをとって中心がずれないように接着するのがコツ。僕のファルコンはドッキングリングの横からアルミパイプを通す設計なので中心に穴があいてますが、普通はもっとシンプルでいいと思います。
2.フレームに巻く0.5mm板を無理矢理丸め、一周して重なりあった部分をセロテープでとめます。目的の大きさより少しきつめに丸め、プラ板の余分は大きめにとります。そして沸騰したお湯に入れて1〜2分煮ます!お湯から出せばキチンと丸くクセの付いたプラ板があっという間に出来上がります。クセが付いた分巻き易いのです。端の部分(巻き始めと巻き終わり)は使わず、きれいに丸みがついた部分を使うようにします。1mm板でも試しましたがバッチリクセ付け出来ました。
3.加工した0.5mm板をまず半周分フレームに接着して、乾燥後に余分を切り取って全周接着します。それから今度は扇型に切り出した0.5mm板を、同じようにお湯でクセを付けた上で巻き付け、テーパー部分を作ります。やはり接着剤が完全に乾いてから余分を切り取って整形します。
4.断面図。こういう形状のため、2枚のプラ板を巻いてますが普通の円筒形ならもっとシンプルでやり易いと思います。
で、現在のところこんな感じです。↓

手前の方は、蓋を付けるため磁石を仕込んであります。
同じようにして製作中のキャノピー部。↓

接着剤が乾燥するまで紙テープで固定してます。
難しい円錐形をキッチリと製作されていますね
丸めるためにお湯を使うというアイディアもお見事ですね(^^♪
また何かスクラッチする際には、是非参考にさせて頂きますm(__)m
基本のカタチがしっかりしていないと後々に影響するので慎重にやってます。お湯で熱加工するやり方はよくある手ですが、以外とプラ板が素直に変形してくれるのでおすすめです!何かの参考になれば嬉しいです。