長い間旅に出ておりました。やっと戻ったので制作を再開。
さてファルコン制作で難関の一つ、コクピットキャノピー部。前に一度作りかけましたが、どうも形が気に入らないのでボツにし、図面を書き直して再度製作。
お湯で熱加工すれば案外簡単だったテーパー付き円筒形、といっても以前作ったドッキングリングのようにいきません!このキャノピー部分は内部を空洞にし外皮一枚だけにしないといけないからです。内側にフレームを残せないんです。で、思い付いたのがフレームを後から取り外す方法。
大小ふたつの円を1mm板で作り、1.5mm板の台形補強版でフレームを組みます。台形補強版は片側1.5mmほど幅を小さくし円の内側にくるようにします。
寸法より少々大きめに切り出した0.5mm扇型プラ板を、巻いた状態で仮止めしお湯で煮ます(約1分)
巻きグセを付けた0.5mm板をフレームへ張り付け。このとき円部分にのみ接着剤をつけること。テープで固定。

つなぎ目もキッチリ合うように接着。
キャノピー基本形にもう一枚上から0.5mm板を貼る。合計1mmの肉厚を得るためと、あのB-29のような窓枠を切り抜くための位置決めのアタリにもなります。
CAD図面でおこした窓枠の展開図をもとに0.5mm板に軽くケガキ線を入れる。
寸法より少々大きめに切り出し、これまた巻いた状態で仮止めしお湯で煮ます(約1分)
アタリにそってセンターズレがないように基本形に被せるようにしてガッチリと接着。
そのままほったらかしにして乾燥。
接着剤が乾いたら余分なプラ板を切り取り、キャノピー部分の基本形が完成。0.5mmを2枚重ねたので肉厚は約1mm。
ケガキ線を目安に慎重に窓を切り抜く。窓枠より少しだけ余裕を持たせボコボコと穴を空けていき、穴をつなげるようにして切り抜きます。切り口をナイフで整え、ケガキ線まではペーパーで仕上げ。力まず焦らずゆっくりとやるとうまくいきました。サフがけして軽く表面処理。
次回の更新は5月28日の予定です(来年の!笑)