2008年02月27日

MD-1300

md1300.JPG
アルプス電気の「MD-1300」(YT-1300ではない)というプリンタを手に入れました。インクジェットではなくてインクリボン方式のプリンタで、10年くらい前に「写真に迫る高画質!」とか「水に濡れてもにじまない」とか「アイロンプリントが作れる」と注目をあびていたシリーズでした。しかしインクジェット式の画質の進歩におされて現在ではあまり見かけなくなりました。ぼくも以前「MD-1500」という機種を使っていましたが、インク代が高いという理由で粗大ゴミとして捨ててしまいました。

お恥ずかしいことにこの「MDプリンタ」で自作デカールが作れる!というのは最近になって知ったんです。捨ててしまったMD-1500を「ギェ〜もったいないことしたなぁ〜」と思っていたら、ある知り合い(モデラーではない)が「使わないからよかったら持ってってくれない?」とタダでコレを譲ってくれました。USB変換ケーブル類も付属!ラッキ〜!すでに生産終了品ですがアルプス電気のホームページでドライバなどはダウンロード出来るようなので使えると思います!

撮影用ファルコンのあっちこっちに貼られている「安全運転」とか「インジェクションシートに注意!」とかいう意味合いのデカール(当時の制作スタッフがなにかのキットのものをシャレで貼ったんでしょう)がコレで表現出来たら面白いかなーと思ってます!
posted by ノクラフ at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月23日

ノーズ4

メイン側面板(前回貼り付けた細長い方)の余分を切り取り、機体に接するフチの部分を、「スイカ割り方式」で割り出したアールの型紙を0.5mm板で作って添わせて切り抜きました。カルコ(ホームセンターで売ってる大工用?の丈夫なケガキ針)→カッター→デザインナイフの順でゆっくり丁寧にケガきながら切り取ります。ほぼピッタリ機体面と合いました。(クリックで拡大)
MF-Nose4-1.jpg

こういう立体物に定規などをあてて切り取る場合、定規や型に両面テープを貼って滑らないようにキッチリ位置決めするとうまくいきます。両面テープは、そのままでは粘着力がありすぎて剥がすときにパーツから離れなくなる可能性があります。とくにもろくて繊細なパーツは無理に剥がすと壊れます。2〜3回カーペットや自分が着てる服などに貼り剥がしして使うと作業後に取り除きやすいです。

それから前部の鋭い三角形側面板も張り付けます。底面を接着後、やはり大きめに切り出した0.5mm板をメイン側面板のエッジと、底面のエッジとにプラ用接着剤を「たっぷり」付けてガッチリとくっつけ、例によって乾燥後に余分を切り取ります。

なぜ0.5mm板にしたかというと1mm板では厚くて機体との微妙なすりあわせ加工がしにくいと思ったからです。ウラから0.5mm板をタンザク状に貼って補強してるし、ほかは1mm板で組んであるので強度的に問題ありませんでした。実際ペーパーがけ中に2度ほど落下させてしまいましたが(つかみにくいカタチ!)大丈夫でした。

三角形側面板の、機体に接するアールも少しずつ切り詰めていき、(ここは現物合わせだったため「スイカ割り」では割り出し切れません・・まぁ、それほど神経質になることもありませんが)ヤスリやペーパーで削りながら許容範囲内でピッタリ合うよう調整しました。仮に機体に取り付けてみました。(クリックで拡大)
MF-Nose4-2.jpg
それにしても、ややこしい面取りのこのノーズ部、時間をかけることでなんとか自分なりに満足いくカタチになりホッとしてます。尖った各エッジ部分も思いのほか鋭くシャープに仕上がり、指などでチョンと触ると刺さりそうで少し痛いです(笑)。「現物合わせ」もうまくいけば気持ちのいいものです。
右サイドには、大きく凹んだダメージ痕があるのでウラ側からポリパテ詰めてウラウチする予定。

目立ったネジレやゆがみもなく、Ma.k.の横山氏風に言うと「男前な」ノーズになったので喜んでるのもつかの間、同じモノをもう一つ作らんといけません。実験的な制作でしたが、下面のノーズもこの方法で制作したいと思います。

あッ横山氏といえば、まぼろしの反重力戦闘機「ファルケ」(ハヤブサ繋がり)がなんと!ハセガワから発売されるそうですね。

ぼくはなぜか不思議なことに前部が二股に別れた機体が好きなようで(ザムウェセルスピーダー、エイリアンの遺棄船(コレはどっちが前かわかりませんが)、ポリススピナー、EP3版JSFなど)、「ファルケ」もフェイバリット機体なので楽しみです!
posted by ノクラフ at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | パーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月19日

ノーズ3

ノーズ部に側面板を貼りました。この部分は、図面を引かずに「現物合わせ」で作ってます。

手順はまず張り付け前に、ノーズ本体側面を下に、平らなテーブルなどに横向きに置いて見てスキマが出ないよう(ピタリと接地するよう)整形します。それから少々大きめに切った1mmプラ板による側面板をあててウラから瞬間接着剤とリモネンを流し込んで固定しました。(クリックで拡大)
MF-Nose3.jpg

瞬接を位置決め用に、リモネンを主接着に、という感じで使い分けてます。

接着線が青いのは、上面板サイド切り口を、削りシロ確認のために青マジックペンで塗りつぶしていたからです。側面板とスキマが出ないようにここの切り口を斜めに削る必要があったんですが、色を付けておくとどの位削ったかが一目瞭然です。コクピット先端部を多面体に削るときにもこのやり方で制作しました。たまたま手元に青ペンがあっただけで、別に青である必要はありません。当たり前ですが(笑)

いつものように接着剤が乾いてから余分を切り取って整形する予定。

実は、ノーズ前部にはもう一面側面板があります。ノーズ底面の両側と接している鋭い三角形の面です。今回の制作がうまくいきそうなのでそこも同じように現物合わせで作ろうかと思ってます。
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2008年02月16日

ノーズ2

ノーズ部着手してます。実験的な意味合いもある制作です。機体に合わせてみないとどうなるか分かりません。(写真/クリックで拡大)
MF-Nose2-1.jpg
(左)上面板を1mmプラ板から切り出し、まず裏側からフレームを組んでいきます。
左手前が前面。中心を通っている1.5mm板によるフレームは、機体円盤部に設けたスリットにそのまま納まるようになってます。当初から難関だと予想されたノーズ部を別パーツにしたかったため、こういう設計にしてあります。CADの側面図を元にフレームの傾斜角を決めてます。
両側に対になっているのは前面板の角度決めフレーム。

(中)前面板を接着したらそのまま後ろ向きにして、今度は後面板を組みます。

(右)前面板と同じく角度決めフレーム(前後共通)に沿わせて接着。瞬間接着剤&リモネンでガーッチリと固定!後面部の角度決めフレームは、このまま機体にはめ込むと干渉するので乾燥後に切り取る予定。


で、表から見るとこんな感じに↓。(写真/クリックで拡大)このノーズ部、前へいくほど両側がすぼまっている形状なのですが、「前から見るとパースがついて平行に見えるけど、その分後ろから見ると極端に前にすぼまって見える」という独特な形をしてます。後面板の機体接地部は円盤のアールに沿うように弧状になってます(写真右)。
MF-Nose2-2.jpg
このアールをどうやって割り出したかというと、要するにファルコンの円盤部分をひとつの球体と考えて、この後面板の傾斜角度で切り込んだ場合の切り口の半径を探せばOK、という訳です。例えばスイカを中心からズラせて(真っ二つではなく)ナイフでまっすぐに切ったらその断面は、スイカの直径より小さな円になりますよね。その半径を見つければいいのです。

まぁ実際の数字はCADで割り出しただけなんですけど(笑)。こんなこと言って、いざ機体に合わせるときになって「かなりの」すり合わせが必要、となったら笑ってやって下さい。

前後面とも上面板を1mm弱飛び出させてあります。前後面に合わせて斜めに削り整形する予定ですが、両側面板を張り付けてからの方が無難だと思います。
posted by ノクラフ at 22:49| Comment(0) | TrackBack(0) | パーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月13日

ノーズ1

機体前半中心部を通っている長方形のモノ、ここでは「ノーズ」と呼ぶことにします。

単純な形に見えますがこれまた結構複雑な面取りになってます。コクピット先端部も難関だったと思うんですが、このノーズ部はそれにも増してややこしい形になってます。
MF-Nose1-1.JPG
機体に対し水平・垂直な面がほとんどなく、互いに平行している面はひとつもありません。側面など2面構成で、円盤型の機体に接する部分は勿論直線ではなく円盤に沿ったアールを描いてます。おまけに機首三角部とうまくバランス取らないと目立つ所だけに歪んじゃみっともない。さらに、同じものを上下ふたつ作らなきゃいけない。図面上で展開するのも難しく、当初からかなり困ってました・・・。

とりあえず一番目立つ上面形と前面形の形状を決定しておいて、側面形などははそれに合わせて「現物合わせ」してみることにしました。前後面の傾斜角は共通にしてます。(でないと側面板が捩じれてしまうので)
立体にして、機体に合わせてみておかしくなければOK!といきたいところです。

ちなみにこのノーズ部は以前、実験的に作ってみたんですが形状がおかしかったので新たに図面引き直してます。
1mm板で箱組みしますが、このように面と面の合わせ角度が広い場合、「プラ板の厚み部分のどこのエッジとどこのエッジがつながって、そのためには何ミリ差し引いたり足したりする必要があるのか」というところも念頭に入れて部品図を作ります。
MF-Nose1-2.JPG
プラ板の切り口を斜めに削ってエッジで合わせる方法(これならプラ板の厚みを考慮しなくてもOK)も考えられると思うのですが、僕はこれがとても苦手でうまくいった試しがないのです。大きめに飛び出させて接着後、余分を削り取る方法でいきたいと思います。
posted by ノクラフ at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | パーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月09日

コクピット先端溶きパテ

コクピット先端部表面処理中です。溶きパテ塗ってひたすらペーパーがけです。時間かけて作業しただけあって満足できる程度に多面体表現出来ました。
MF-Cockpitsentantokipate.jpg
この多面体部分の8つの面は、逆アーチ状にえぐれているように見えますが平面です。このキャノピー部が円錐形の先端を切り落としたような形なっていて、フチの部分の「削れたライン」が横から見るとカーブを描いてるので特にそう見える様です。

平面なので削ること事体はそれほど難しく無いと思います。なのでもっと多面体を強調したい気もしますが、これ以上やると細い窓枠がポキっと折れたりして再度作り直し、いつまで経っても前に進まない...ということは避けたいのでこれで止めておきます。好きだったレンコンもしばらくは食べる気がしません。

このあたりでサーフェイサー吹いて表面処理して仕上げにもって行きたいところ。
posted by ノクラフ at 23:37| Comment(2) | TrackBack(0) | ディテール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月06日

機首三角部丸穴ゴチャメカ下地塗り

機首三角部の丸穴中ゴチャメカに下地塗装をしました。組み立てた後だと入り組んだ部分の奥に塗料が届かない可能性があるので今のうちに作業しておいた方が無難かな、と。メカのスキマの奥がプラ板の地肌で白く残るのを防ぐため。(プロップには他のゴチャメカ部にそういう部分がありますが)
MF-Tri-Gocyamekasitaji.jpg

Mr.カラー基本色の白と黒を適当にまぜて暗い色を作り、エアブラシで吹きました。この状態で組んで、機体基本色を上から重ね、グラデーション効果を狙っています。一番左下のパーツは、あとから複製パーツを追加する予定なので接着剤が付くべきところに紙テープでマスキングしてあります。下段右から2番目も追加パーツが付きますがテープ貼るの忘れてました。

それにしても塗装すると細かいアラが見えてきます。表面処理が荒いですねー!
posted by ノクラフ at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ディテール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月01日

機体上面後部エンジンデッキ部基礎

機体素地のペーパーがけも大体終わりました。上から、コの字キリコミ装甲板で被うのでさほどきれいにはしてません。

さて、次の段階として機体上面後部エンジンデッキ部の、機体中心から噴射口に向けて扇型になっている部分の基礎を作ってます。

ここは一段高く盛り上がっており、しかもその段の部分には斜めにテーパーがかかってます。
機体中心近くの丸いところ(上部)は1mmプラ板を弧状に切り出し丸めて張り付け、サイド部は3mm三角棒を張り付けて再現してみることにしました。ポリパテ盛って削って形を出す手も大いにアリですが、自分のやり易い方法でやってみます!(パテ盛りは苦手なのです)
MF-engindeck-oogi.JPG

@上部の丸い部分に、弧状プラ板を貼り付けます。(赤丸)作り方は円錐形の展開図を書く要領で。もちろん図面から寸法を割り出してます。おかげでピッタリ!それでも1mm板は厚いので縁を裏側から薄く削っておくと一層うまくハマります。こういうシビアな接着位置が求められる場合、瞬間接着剤が向いてますね。
A3mm三角棒の先端をエッチングのこでさらに三角に切り、弧状プラ板の切り口に合うように整形。(赤丸)同時に、扇型部分のサイドに沿うように軽くクセをつけるといいです。
Bプラ棒張り付けました。タミヤは三角棒だけなんだか色がベージュっぽいです。なぜだろ?
C別角度から見た状態。これからヤスリがけして表面処理します。
posted by ノクラフ at 12:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 機体基本形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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