2006年05月20日

レーダー

レーダーです。このパラボラアンテナをくっつけたファルコンの(左右非対称で不格好だがインパクトはある)デザインを初めて見た時にはド肝を抜かれました。いくらなんでもでかすぎます。そりゃ宇宙空間には空気抵抗はないだろうけど。
機体右側に突出したコクピット部とのバランスをとるためにこういうデザインになったかもしれません。

MF-dish.JPG

パラボラ本体の放射状に広がるパターンがけっこうややこしいです。中心部にあるリング状のパーツは最近のプロップでは欠落してますね。このように、5フィートファルコンに限らず長い年月の間に細かいパーツが取れて無くなっているプロップは多いようです。ファインモールドのファルコンだって、パーツが取れた状態のプロップをリサーチしているのでそのまま製品化されてしまってます。たとえば左サイドパネルや上面レーザー砲付近にあったはずの一部のパーツが無かったり、機体裏面の後部ランディングギアボックスの内側にはほんとは垂直のフィンが付いていたはずなのに再現されていません。

これは別にファインモールドが手を抜いたわけではなく、リサーチされたプロップに付いていたはずのパーツがどんなパーツだったのかルーカス側さえも把握していない(欠落していることさえ知らないのかも)と思われ、現状のプロップを参考にするしかなかったと思います。とくにゴチャメカ部は当時の模型製作担当者がその場でそれらしく張り付けただけで記録もないだろうし補修も出来ないんでしょう。だけど,ファインモールド側にルーカスアーカイブスの写真資料を調べる許可は与えられなかったのかな?
古くはmpcのAT-ATも、後部の装甲板が片方しか付いてませんでした。あっでもAT-ATは現在プラッツで再版されているんでしたね。今でもそのままなのかな?
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2006年05月17日

サイドパネル2

前回に続いて今度はサイドパネル右側です。

32インチではポルシェのエンジンパーツが使われている場所(コクピット横など)に,5フィートではマツダのコスモスポーツ?のエンジンが付いていたりして面白いですね。それと、所々パネルのど真ん中にでっかくて深い大穴があいてるんですが、いったいなんなのでしょうか?撮影時に横からフレームを差し込むためのものだったのかな?写真をよく見ると、この穴を塞ぐために別のパーツが付いていたような形跡もありますね。穴のあき方が唐突でカッコよくなく、僕自身もそこまでプロップ至上主義でもない(←よく言うよw!)のでこの穴はあけないかもしれません。

ドッキングリング(脱出ポッドという説も有)のアップ写真をよく見ると、中心部の6角形パーツがガムテープで留められています(汗)。まるでパットメセニー※ですよね(知ってる人なら爆笑)。STARWARSのプロップは美術品並みの扱いされてもいいはずなのに、なんてアバウトっ!

MF-sidepannel-R.JPG

※パット・メセニー=PAT METHENY
アメリカのギタリスト。ジャズ系ミュージシャンながらテクニック指向ではない(だけどバカテク),まるで風景画のような音楽性でジャンルを越えて音楽ファンを魅了し続け、日本でもファンが多い。が、ピックアップ(エレキギターの部品)を取り外したために楽器本体(それも結構なヴィンテージモデルらしい)にできた穴をガムテープで補修したり,ストラップ(楽器を肩から下げるためのベルト)を留めるためになぜか歯ブラシ(靴磨きという説も有)を使っていたり,シンクラヴィアというン千万もする電子楽器を自宅リビング(スタジオではない)のテーブルにポンと置き、まるでTVを見るために置かれたようなキタナイソファに座って作曲したり,視界を妨げない部分だけを自分でカットしてるんじゃないか?と思わせる斬新なヘアスタイルであり,ステージではいつもボロボロのスニーカーであったりと,その雄大な音楽性とのギャップでも有名。ただし、現在は楽器も新しくなっているそう。スニーカーはどうなんだろ?
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2006年05月14日

サイドパネル1

仕事が忙しいのと部品図を全部完成させていないのとで未だに製作に入れません。機体基本形は(時間さえあれば)すぐにでも取りかかれる状態ですが、製作中に悩まなくてすむように各部品の構成・兼合いや骨組み(プラ板の厚みを差し引いたもの)の取り付け位置などじっくり考えてから製作に移る事にしました。フルスクラッチにおいては、勢いにまかせてプラ板を切り出したはいいが、ここの寸法はいくつだろう?なんて現物あわせしてる内に行き詰まってしまう事必至なのです。僕みたいなアマチュアモデラーはとくにね。

さて!ミレニアムファルコン最大の見せ場のひとつでもあるサイドパネル部です。いわゆるゴチャメカなんですが、写真資料が豊富に揃っていたのでほぼ完璧にプロップと同じです(?マークはパーツ欠落部)。

MF-sidepannel-L.JPG

図を見て「ナニ?プロップと同じ?ファインモールドのディテールと全く違うジャン!」と思った方もいると思いますが、ファインモールドのファルコンは32インチモデルなので、5フィートファルコンと違って当然なんです。図面を引くにあたって、5フィートの方がよりゴチャゴチャしているのでけっこう骨が折れるかと思いましたが、円盤部のサイドパネルは同じようなパーツ構成のものを使いまわししているようで、とくに後半部はパネルごとひっくり返したような形で左右とも全く同じパーツになっています。(マイナスネジまで一緒です)型取り複製作戦でいけると楽ですね。

以上、今回はサイドパネル左側でした。右側は次回。

posted by ノクラフ at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 図面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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