機体右側に突出したコクピット部とのバランスをとるためにこういうデザインになったかもしれません。
パラボラ本体の放射状に広がるパターンがけっこうややこしいです。中心部にあるリング状のパーツは最近のプロップでは欠落してますね。このように、5フィートファルコンに限らず長い年月の間に細かいパーツが取れて無くなっているプロップは多いようです。ファインモールドのファルコンだって、パーツが取れた状態のプロップをリサーチしているのでそのまま製品化されてしまってます。たとえば左サイドパネルや上面レーザー砲付近にあったはずの一部のパーツが無かったり、機体裏面の後部ランディングギアボックスの内側にはほんとは垂直のフィンが付いていたはずなのに再現されていません。
これは別にファインモールドが手を抜いたわけではなく、リサーチされたプロップに付いていたはずのパーツがどんなパーツだったのかルーカス側さえも把握していない(欠落していることさえ知らないのかも)と思われ、現状のプロップを参考にするしかなかったと思います。とくにゴチャメカ部は当時の模型製作担当者がその場でそれらしく張り付けただけで記録もないだろうし補修も出来ないんでしょう。だけど,ファインモールド側にルーカスアーカイブスの写真資料を調べる許可は与えられなかったのかな?
古くはmpcのAT-ATも、後部の装甲板が片方しか付いてませんでした。あっでもAT-ATは現在プラッツで再版されているんでしたね。今でもそのままなのかな?