2006年01月29日

Millennium Falcon側面図

上面・前面と来たら次は側面図です。既に2枚の基本図面は出来ているので、それらの寸法を元にして角度を変えた視点のものを書いていきます。ここまでくるとおのずとそれぞれの寸法が自動的に算出出来てくるのが面白いところ。出た寸法の点を結んで上面・前面・側面から見た図が実物写真とくらべて破錠していなければOKでしょう。破掟していたら少しづつ修正を加えていきます。前出の2枚の図面を修正する事もあります。例えば側面から見るとどこそこが何ミリ短いから上面図を手直ししたら今度は前面から見たバランスがおかしいので少し元に戻したり…まぁ各図面がお互いに寸法を譲り合う形、といえばいいのかなw?

一番悩んだのが機体下面前後に突出しているランディングギア(着陸脚)Box(?)の部分。ちなみにこのBox、映画「STARWARS 新たなる希望」(以下EP4)時には後部と前部のまん中の一つしかありませんでした。「帝国の逆襲」(以下EP5)の時に前部両側に二つ追加されてます。EP5で初めてFalconのフル実物大セットが造られましたが(EP4では右半分のみ)、30m程もある大きな機体を支えきれなかったから追加されたのでは?と巷では推測されてます。ストーリー設定的には「惑星ホスの地盤は雪と氷で不安定なのでハンとチューイがランディングギアを改造・追加した」といったところでしょうか。実物大セットのこの変更に準じて5フィートプロップの方も同じく追加されてます。MPC版のプラモはEP4の頃のFalconをモデルアップしており、追加された二つのBoxが無いのはそのためです。
MF-Side.JPG
勿論今回の製作では追加された現在のバージョンで作ります。このBox、左右外側の側面は横から見ると円盤部の膨らみに沿うようにアールが付いていますが、これの算出方法が思い付かず、さんざん考えました。いや考えすぎでした。なんのことはない、前面図を見ながらこのBox側面の機体中心からの距離を測り、さらに上面図にそのポイントとなるラインを縦に引けば側面図に求めたいアールの弧の出発点が解る、と簡単に言えばそういう事でしたw。文で書くと難しいですが、学校で習った数学(算数?)みたいなモノだと思います。勘違いして難しく考え過ぎたようです。

Falconが宇宙船なので進行方向が縦、機体側面が横、という固定観念にとらわれすぎたかもしれません。宇宙船と考えずに「お皿を2枚合わせたような物体」ととらえれば良かったかもしれません。いやぁ固定観念は恐ろしい…。きっと日常生活や仕事の中にも、簡単な事なのに恐ろしく難しく考えている事がたくさんあるんでしょうねぇ。たまには角度を変えて物事を見てみないと。

仕事などで疲れた脳(身体ではない)を休めたいからといって、何も考えないでボーっとしていても実は癒されてないそうです。仕事一色に染まった脳をリフレッシュするには、全く別の分野の事を考えて脳を働かせ、初期化した方がいいそうですヨ。
posted by ノクラフ at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 図面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Millennium Falcon前後面図

上面図のベーシックな形が出来たら次は前後面図です。真ん前からの写真資料と映画で印象に残っているシーンを元に書いていきました。STARWARS EP4でデススターに入っていくシーンや、「EP5 帝国の逆襲」のクラウドシティに着陸するシーン、「EP6 ジェダイの復讐」(今は「帰還」になってるのかな?)の前照灯を光らせてデススターへ突入するシーンなど。これらのシーンでのあのふっくらした船体こそ5foot Falconらしいところだと思います。そう考えながら厚みを何度も変更しながらベーシックな形を決めていきました。パラボラアンテナの高さがけっこう悩むところです。上下角度の違う写真が多くて…。現場対応するしかないでしょう。しかしこのアンテナ、意外に出っ張っている!ので大気圏内では空気抵抗がかなりありそう…ですね?
MF-Front-Back.JPG
posted by ノクラフ at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 図面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月23日

Millennium Falcon上面図

これまでに何度かフルスクラッチに挑戦しましたが、現場あわせでああでもないこうでもないってかんじで作ってると根気が続かないと思うんです。実際、途中で投げ出した模型がほとんどでした。
寸法どおりに切り出したプラ板を組んでいくことだけに集中して、なるべく組み立て中は悩まずに進行したいものです。そのためにはやはり図面をしっかりと書かないといけません。
手描きの図面も考えましたが、やはりCADを使った方が便利!ということで「Cadintosh」というソフトを使ってみる事にしました。
5フィートファルコンはそのあまりの大きさのため見る写真ほぼすべてパース(?)がついていて寸法的に凄く悩みます…。
今までの歴代プラモデルも参考にしていろいろくらべてみました。旧MPC版のプラモは機首の三角部分が長いように思います。逆にアルゴノーツ版は短すぎ。これもうまくバランスをとるのが難しかったせいでしょうか。両者のちょうど中間くらいの長さのバランスが良いようです。
クロニクルにある写真をはじめ、真横の写真資料も参考にしながら上面図が出来ました!
falcon-plan1.JPG
posted by ノクラフ at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 図面 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

まずはじめに…

5Foot Falcon※レプリカ(1/48)製作の理由

5Foot Falcon(大型プロップ)は、今だ決定版といえるレプリカが存在しません。
少なくとも自分は見た事がない。おそらく世界中どこにもないではないでしょうか。

「誰も作ろうなんて思わねぇよ、あんなオバケディテールプロップのレプリカ!」

というのが大方のモデラーの意見かもしれないです。
5フィートプロップは細部に渡り、やり過ぎとも思える程ディテールがとことん作り込まれており(推測ですがEP4撮影時には実物大セットも作られたのだが当初はこのモデルのみですべて済ませようと考えていたのかも知れない。それほど細かい!)

この異常とも言える細かさは、模型として手頃なサイズである1/72スケールでは小さすぎて、再現できる部品に限界があります。
それと、2005年12月に発売されたファインモールド社のファルコンも1/72スケールであり、おなじスケールの模型をわざわざスクラッチしても(ファインモールドがキット化したのは32インチプロップだが)他人からは混同されたりしてその努力が報われなかったり(やはり自分も含めて人間は己がやりとげた事を評価されたがりなのである)、まさに決定版であるファインモールドのキットを横目にしながらこの苦しい(楽しい?)作業を続けられるか疑問です。

そこで、フルスクラッチ製作のやる気を保つため違うスケールである1/48での製作を思いたったという訳です。ほぼ完璧な写真資料も揃っています。大きさは多少かさばるが(約65cm)1/48スケールなら根気よく時間をかければ細かいディテールも省略せずにきちんと無理なく再現できるように思います(言うのは簡単ですねw)。

それよりも何も、今だ世界中どこにも存在しない「5Foot Falcon※レプリカ」を作り上げ(この場合「建造」と言った方が正しい?)、完成させる事の意義はとても大きいし、とてもクレイジーで、エキサイティングで、デッカイ事なのである!と思うのですが(何年かかるんだろう〜)。頑張ってみたいと思います。


※本ブログで制作しているファルコンは、実際に映画に使われたプロップとは違うサイズのうえ、同じ流用パーツを使用する訳でもないので「レプリカ」と言うより「プロップの縮小模型」と言った方が正しいかもしれませんw。よく考えてみたら。ウン。
posted by ノクラフ at 02:41| Comment(2) | TrackBack(0) | はじめに… | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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