一番悩んだのが機体下面前後に突出しているランディングギア(着陸脚)Box(?)の部分。ちなみにこのBox、映画「STARWARS 新たなる希望」(以下EP4)時には後部と前部のまん中の一つしかありませんでした。「帝国の逆襲」(以下EP5)の時に前部両側に二つ追加されてます。EP5で初めてFalconのフル実物大セットが造られましたが(EP4では右半分のみ)、30m程もある大きな機体を支えきれなかったから追加されたのでは?と巷では推測されてます。ストーリー設定的には「惑星ホスの地盤は雪と氷で不安定なのでハンとチューイがランディングギアを改造・追加した」といったところでしょうか。実物大セットのこの変更に準じて5フィートプロップの方も同じく追加されてます。MPC版のプラモはEP4の頃のFalconをモデルアップしており、追加された二つのBoxが無いのはそのためです。
勿論今回の製作では追加された現在のバージョンで作ります。このBox、左右外側の側面は横から見ると円盤部の膨らみに沿うようにアールが付いていますが、これの算出方法が思い付かず、さんざん考えました。いや考えすぎでした。なんのことはない、前面図を見ながらこのBox側面の機体中心からの距離を測り、さらに上面図にそのポイントとなるラインを縦に引けば側面図に求めたいアールの弧の出発点が解る、と簡単に言えばそういう事でしたw。文で書くと難しいですが、学校で習った数学(算数?)みたいなモノだと思います。勘違いして難しく考え過ぎたようです。
Falconが宇宙船なので進行方向が縦、機体側面が横、という固定観念にとらわれすぎたかもしれません。宇宙船と考えずに「お皿を2枚合わせたような物体」ととらえれば良かったかもしれません。いやぁ固定観念は恐ろしい…。きっと日常生活や仕事の中にも、簡単な事なのに恐ろしく難しく考えている事がたくさんあるんでしょうねぇ。たまには角度を変えて物事を見てみないと。
仕事などで疲れた脳(身体ではない)を休めたいからといって、何も考えないでボーっとしていても実は癒されてないそうです。仕事一色に染まった脳をリフレッシュするには、全く別の分野の事を考えて脳を働かせ、初期化した方がいいそうですヨ。